第13章 The Clone Wars.7
シーズン1 第十九話 ライロスの罪なき人々 より。
反撃開始!
分離主義勢力のリーダー、ワット・タンバーは惑星ライロスを占領し、残虐なドロイド軍の力で住人たちを服従させた。
惑星を守る宇宙封鎖線を果敢な奇襲攻撃で突破したのは、アナキン・スカイウォーカーとそのパダワン、アソーカ・タノだった。そしていま、ジェダイ将軍メイス・ウィンドゥ、エキドナ・アイヴァ―ンとオビ=ワン・ケノービが、飢えに苦しむ住人たちの解放のため、大軍を率いた侵攻を開始する。
「将軍、ハイパースペースを出ます。」
コルサントからライロスまで。
オビワンとせっかく一緒の任務であるのに、同じデストロイヤーにメイスが乗っているとは聞いてない。
メイスはとてもオビワンを気に入っている。
移動中ずっとオビワンと離れず、任務の話やそれ以外の話をしていて、エキドナは息が詰まりそうだった。
そんな長旅も終わり。
アナキンはマンダロアの一件で会ったとしてもアソーカについては半年会っていない。
先ほどはアソーカが封鎖線突破に失敗し、意気消沈していると聞いていたが、彼女であれば大丈夫であろう。
エキドナらが到着するまでに封鎖を解いているだろうと信じていた。
…知っている。到着するのを今か今かと待ちわびていたからだ。
エキドナは固まった足腰を伸ばし、目の前の光景を見る。
「アソーカ、エキドナだよ。上陸できそう?」
「はいマスター、封鎖線は解除しました。」
「さすがアソーカ!ありがとうね。」
アソーカと通信をして、元気そうな彼女の声を聴いてエキドナは安心した。
さて、アソーカが頑張ったのなら次はエキドナの番。
ハンフリーが察したようにエキドナに「お二人はプラットフォームですよ」と教えてくれたので、エキドナは2人のもとへ向かっていった。