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陽の沈む夜に。

第1章 The Phantom Menace




「マスターエキドナ。貴方とたびたび任務が一緒になりますね。」

エキドナは全く感じていなかったのだが、オビワンは気まずさから他の話題を出す。

「なんかごめんね。」

「そういう意味じゃ…!」

慌てて訂正するオビワンにくすくすと笑って、変わらないのねと彼の瞳を見る。
吸い込まれそうな綺麗な青い目に、すっかり忘れていた熱を取り戻すとエキドナはすぐに逸らす。

「あなたの師匠変わり者でしょ?…私くらいなの合同任務を快く受けるのが。」

少し言いにくそうに言うエキドナが可愛くて、オビワンは顔をほころばせた。
なんて言ったって、ジェダイの中で一番綺麗(だとオビワンは思っている)エキドナだ。見れば見るほどエキドナの魅力に惹かれては、心を正そうと彼女を頭から追い出す。
オビワンはボンゴを運転していた時に手を触れられたことを思い出すと、無意識にその手を握りしめる。

「お前たち、いいか。」

そんな微妙な空気の中クワイガンは、今後の動きについて話に来た。

「私は探索に行くが、オビワンお前は残れ。」

「はい、マスター。」

「エキドナはどうする?」

自分も指示されると思っていたエキドナは、案を求められてうーんと考える。
エキドナ自身、探索は好きなので行きたい気持ちは大いにあるが、クワイガンについていく人数が多ければ多いほど動きにくくなることと、女王の護衛が優先だと考えたエキドナはすぐに答えを出した。

「残るよ。そのほうが助かるでしょ?」

「分かってるな。」

クワイガンも同じように考えていたようで、流石だなと零しながら笑った。

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