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陽の沈む夜に。

第12章 The Clone Wars.6


「評議会とアナキンへつないで。」

評議会へ通信を開始すると、すぐにホログラムが映し出される。

「マスター諸氏。そしてアナキン。いきなりの通信失礼します。」

「どうかしたか?アイヴァーン。」

「少し調査のために護衛を外れているのですが、極めて公爵が危険な状況にあります。そこでアナキンの援護が必要だと思い、連絡しました。」

ありきたりな嘘。誰も不審になんて思わない。
ウィンドゥはそのまま審議を続ける。

「スカイウォーカー行けるか?」

「勿論です。」

「ではそのように。」

いつも通りにブチ切りされる回線。一気に静まったファイターの中を始動させ、マンダロアを離れていく。
それだけでも少しだけ、ほんの少しだけ心が軽くなった。

「マスター?」

「アナキン?」

そんな中、すぐさま通信してきたアナキンにすぐに応答する。

「どうかしたんですか?いつもと何か違いますよ。」

「そんなことないよ、久しぶりだから少し疲れてるのかな?」

「一応貴方と長年居る僕を舐めないでください。」

「舐めてない。早くマンダロアへ向かって。」

「もうスターデストロイヤーの手配が終わってます。やっぱり僕を舐めてる。」

「舐めてないから。私の代わりにお願いね。」

これ以上アナキンに詰められては、何かしゃべってしまいそうで、エキドナは一方的に通信を切ってオビワンの小型ホログラム通信機へと通信した。

「エキドナ?」

隣にサティーンが映し出されたことに、顔には決して出さないよう気を張りながら報告を始める。

「私の代わりにアナキンを行かせます。何かあればすぐにご連絡を。評議会には報告済みです。」

「アナキンが?」

「アナキンは今、コルサントにいます。30分前後で到着するでしょう。」

「あぁ、分かった。」

ただの別人に思える、あんなに大好きだったオビワン。
ただの嫉妬だとわかっている。しかし、彼がどこか楽しそうにサティーンと話しているのを見ると、恋愛経験のもちろん無いエキドナには、対処の仕方がわかなかった。

通信を切って座標をどこか遠くに設定すると、ハイパースペースジャンプの用意をする。
目に溜まった大粒の涙を流すとともにエキドナは、ジャンプのスイッチを押した。
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