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陽の沈む夜に。

第12章 The Clone Wars.6



「あれがマンダロアね。」

目の前に見えた惑星に、早くオビワンに会えないのかと心臓の鼓動が誇張する中、R10の自動操縦に任せ、エキドナは身だしなみを整えた。
髪をとかし、ズボンに着替え忘れたスカートを正し、ソワソワをする。

「R10、操縦ありがとうね。」

身だしなみを乙女のように整えていると、気づけばプラットフォームへと着陸しようとしているところまで時間が早く過ぎる。

「マスタージェダイ。ご足労頂きありがとうございます。」

「エキドナ・アイヴァーンと申します。ケノービ将軍のバックアップで参りました。」

「存じております。さっそくケノービ将軍の所までご案内します。」

「お願いします。」

マンダロアとは、現在サティーン・クライズ女公爵が政権を握っているアウター・リム・テリトリーのマンダロア宙域に属した惑星である。
この時のエキドナは、オビワンと笑顔に再会し、隠れて抱きしめあって会えなかった長い間の隙間を埋め合えると思っていた。

そう。この時は。

「サティーン公爵。失礼します。」

プラットフォームからすぐにある大広間の大きな扉を開けると、そこには雪のように白く、陶器のように美しい肌をした女性と、その女性の手を取る見慣れた男が立っていた。

「公爵。私、エキドナ・アイヴァーンと申します。お目にかかれて大変光栄です。」

「そう。マスターケノービ一人で十分でしたが。」

「サティーン。彼女は優秀なジェダイだ。私が保証するよ。」

見慣れた男は、彼女の手を取り口角を挙げたままそう言う。
エキドナは、そんな"オビワン"の姿になにか心の奥がもやりとしてしまう。

「それよりオビワン。あちらで散歩します。エスコートをして。」

「あぁ。エキドナ、またあとで。」

任務中である以上、私情を持ち込めない2人は仕事仲間として話をして彼はサティーンと共に奥の庭園へ消えていく。
初めて味わった心の中の何かにエキドナはただ呆然としていると、先ほどここまで案内してくれた男が話しかけてくる。

「マスターアイヴァーン。宜しければあちらでお話でも。お茶を用意しております。」

「ありがとうございます。」

座るように促された椅子に座ると、どこからともなくお茶と茶菓子が出される。
エキドナの反対側に男が座ると、少しずつ会話が始まった。
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