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陽の沈む夜に。

第12章 The Clone Wars.6



「ハンフリー。元気そうね。」

「将軍こそ。よくぞ戻られました。」

久しぶりに再会したハンフリーは、またアーマーに傷を増やしていた。

「アソーカにこき使われた?」

「それは、もう。」

大分上手になってきたアソーカではあったが将軍としてはまだまだで、彼らを振り回したのが簡単に想像できた。

「将軍、通信です。」

そんな中、215分隊の一人、ピアーズから通信の報告が入ると、エキドナはいつもの様子に戻って通信に応答した。

「アイヴァーン聞こえるか?」

「マスターウィンドゥ。どうかしましたか?」

ホログラムに映し出されたのは、いつも通り険しい顔をしたウィンドゥで、この雰囲気から新しい任務であることを察した。

「あぁ。オビワンがいま惑星マンダロアにいる。
マンダロアを統治しているサティーン公爵の護衛について数日が経ったが、オビワンからデス・ウォッチによる襲撃を受けた報告があった。初任務で激しく戦わせるわけにもいかないので、オビワンの援護を頼みたい。」

「デス・ウォッチ。オビワンから聞いたことがあります。了解しました。」

「彼一人で護衛できる範囲ではあるそうだから、そう気負わずに任務に挑むといい。」

「ご配慮ありがとうございます。すぐにマンダロアに向かいます。」

「頼んだ。」

エキドナの中で、ジェダイで怖い人ランキング堂々の第一である彼が気負わなくていいと言ってくれたことに、少し体がかゆい気がしたが、
どうにか考えないようにしてハンフリーにマンダロアへ行くためのスターファイターの準備をお願いすると、オビワンに初日から会える喜びを胸に潜めながらにやにやとしてしまった。

「準備完了しました。」

「私の服は必要な分だけ持っていくから、あとは船に置いておいて大丈夫。」

「分かりました。どうかお気を付けて。」

「ありがとう。」

流石215分隊。秒速で出立の準備を終わらせてくれると、エキドナはすぐにプラットフォームへ向かう。

「R10!!」

用意されたファイターにはR10が同乗しており、R10に抱き着くとスターデストロイヤーを発った。
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