第11章 The Clone Wars.5
「この地下のどこにそんなドロイドの収容する部屋があるの。」
「埒が明かないな。爆弾の処理をする、ドロイドは任せた。」
エキドナが制圧した通路をオビワンが駆けていくと、再びやってきた背後防衛にエキドナはガックシと気を落とす。
仕方がない。任務なのだから。
エキドナはそう割り切ると、どうすればもっと効率的に背後を守りながら進めるか考えながらセイバーを振るった。
「アナキン。ドクターをまだ捕まえてないだろうな。」
「追いかけているところです。爆弾のほうは?」
ドロイドの対応に追われる中、コムリンクからオビワンとアナキンの通信が入る。
「あぁ。見つけはしたがドクターがリモコンで起爆スイッチを入れ、カウントダウン中だ。」
「「あー素晴らし。」」
最悪な状況報告に、アナキンとエキドナの声が重なる。
「さらに悪いことに、その中の一個が行方不明だ。」
通路を制圧し、走りながら通信を聞いているが、状況が悪く傾きすぎてエキドナは笑えて来てしまう。
「まだ施設内です。エキドナ、アソーカ。状況が変わった。施設内を捜してください。爆弾一つと…。」
通信を聞きながら走っていると、アナキンの声が近くなり通信中に鉢合わせた。
「…爆弾一つと、飛び切り危険なドクターが行方不明だ。」
鉢合わせたアナキンの後ろには、元気そうなパドメとジャージャーが居てエキドナはふと胸をなでおろす。いつもパドメはエキドナの心臓に悪い事ばかりする。
「爆弾一つ?ヴィンディ(ウイルス研究者)が小型ドロイドに渡してた。」
「よし。手分けしてそのドロイドを捜そう。」
このウイルスが如何に危険かというと、
この戦争の数世代前、ブルー・シャドウ・ウイルスは銀河系に広まって、水を媒介とした感染によって数百万もの人々を死に至らしめた。
爆弾に詰め込んでるということは今回水を媒介しなくても感染するように作られたと予想される。
彼女の生まれ故郷ナブー。
しかし、ジェダイマスターである通り執着はせず、故郷であるからというより、この美しい星に住まう何十億の住民が一瞬にして死んでしまう。このことを避けたいと願えば、単独での行動を希望した彼女の足はフォースを使い、施設内を駆け巡った。
ちなみに45億人でグンガン72% 人間27% その他1%らしいですよ。