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陽の沈む夜に。

第11章 The Clone Wars.5



廊下にはドロイドたちがブラスターを構えて待っていて、アソーカは進行方向。エキドナは背後を守るようにライトセーバーを振った。
オビワンと任務するときはエキドナが進行方向、オビワンが背後なのだが、アソーカの成長のためだ。あまり好きではないが全員の背後を守れるよう突っ込みたいのを我慢して戦った。

セイバーを振るっていると、上から爆発音が聞こえてきて地響きがする。
オビワンたちが上から空爆してくれているからである。

「エキドナ、アソーカ。私らもラボに降りた。お陰様で図書館のように静かだよ。」

「それは良かった!私たちの所も図書館のように静か!」

オビワンの到着報告に、セイバーとブラスターの音をどったんばったん鳴らしながらエキドナは答える。
ラボにしては多すぎるドロイドの数にうんざりしてきたころだった。

「マスター、あれ!」

「ラボのくせになんで…!」

レックスの肩を叩いて背後を任せるとアソーカの隣へ躍り出る。アソーカの目の前に現れた「アレ」ドロイディカ。それもこの狭い通路に10は居るようだ。
流石のエキドナでも、切りかかりに行くことは不可能で、クローン達をいかに怪我させずにハッチのある部屋まで戻れるかにかかっていた。

「持ちこたえられない…!」

アソーカがそう言った時、ドロイディカの真上の通路が爆発した。
砂埃に一瞬で目を閉じ、少ししてから目を開けるとそこには大好きな人が立っていた。

「オビワン…。」

「私を呼んだか?」

「大感激よ、マスターケノービ!」

お互い目を合わせ、お互いの安心に目を細めていたが、アソーカの発言に現実に戻る。
あんな登場の仕方をされては仕方がない。かっこいいに決まっている。かっこよすぎるのだ。
ドロイディカ10体から解放され、エキドナは安堵に胸をなでおろすと、もう一度気を引き締めてラボの中央へと足を早めた。

「予定通りラボは封鎖。議員も救出されているはずだ。」

そう話している間にも、またドロイドはやってくる。
最強の防御オビワンがいることに安心すると、エキドナは羽を伸ばす様にドロイドへ切りかかる。
アタールという奇襲系の型の良いところをとったシエン型を使っているエキドナには、防御はもちろんできるが窮屈だったようだ。


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