第11章 The Clone Wars.5
まだ言い合いをしているオビワンとアナキンを残すと、そそくさとガンシップに乗って10年前ダースモールと衝突したプラットフォームへ降り立った。
「ケノービ将軍。アイヴァーン将軍。アナキン。お久しぶりで…」
プラットフォームには、パドメの護衛隊長とC-3PO、そしてグンガンの一人が待ち受けていて、ガンシップの扉が開いたとともに話しかけてきた。
「パドメはどこだ?」
そんな彼の挨拶も遮って、アナキンはパドメの行方を問う。
「ラボを探しに…。」
「何故止めなかった…!」
「パドメ様は一度決めたら、誰にも止められません。」
「確かに、言えてるね。」
怒りを露わにするアナキンに、3POがフォローを入れる。
確かに過ぎて、エキドナは誰にも見られないようにニヤついた。
「彼女はペッピ・バウ。最後に議員を見た人物です。」
「‘’2人‘’は病気の元探しに行ったわよ。」
エキドナは、グンガンは変な喋り方が多いので、普通の喋り方であったペッピに驚いた。
「2人?」
「ビンクス代議員がご一緒です。」
ここで、この一行の中に嫌な予感がするという、なんとなくな空気が流れる。
「彼女と一緒に2人を探しに行け。」
アナキンは、アソーカにそう指示をする。
「了解よ、マスター。」
「私もいっしょに行こうかな。」
「賛成だ。何かあったときにエキドナが居たほうがいい。」
エキドナの申し出にオビワンも賛成し、アソーカとペッピを連れてすぐにプラットフォームを離れた。
…ペッピの案内で到着した小川がちょろちょろと流れる湿地。
そこは草木が生い茂り、そこそこ何かするにはぴったりな場所だった。
「暑いね蒸し蒸しする。」
「マスター、厚着だから。」
「アソーカの格好は涼しそう。」
「マスターもこういう格好にしたらいいのに。絶対似合うと思う。」
「もう私も若くないの。」
「でもまだ…。」
「ひゃああっ!!」
アソーカと何でもない、普通の話をしているとペッピが悲鳴を上げる。
エキドナよりもともと身長の高いペッピだったが、もっと高くなった身長を見て彼女の足元を確認した。
「ペッピ。潜望鏡よ。見られないようにして。」