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陽の沈む夜に。

第11章 The Clone Wars.5




エキドナの寝息だけが鳴る部屋の中。エキドナの体温。そして安心するような匂いにオビワンは性の欲求をしばし感じることとなる。
しかし、色々な意味でそれを満たすことのできない彼は、瞑想にふける。

彼女を腕の中で寝せたまま瞑想というのはまた掟破りなものではあるが、彼の中の最善策であった。
…だが。宇宙の交渉人も疲労は蓄積している。
疲れていた彼は、瞑想のままエキドナの安心する香りと共に夢の世界へ誘われてしまっていた。

「失礼します将軍。」

30分ほどたっただろうか。何度ビーコンを鳴らしても起きないオビワンとエキドナに痺れを切らしたアナキンが、コーディを起こしに寄越した。
自らがいかなかったのは、せめてもの彼らへの敬意と自分が同じ気持ちであることからなる慈悲なのかもしれない。

コーディが扉を開けると、そこには寄り添って座ったまま寝ているエキドナとオビワンの姿があった。
扉の音に飛び起きた2人は、扉を開けたのがコーディだと知って胸をなでおろす。

「スカイウォーカー将軍がお待ちです。到着しました。」

「ありがとうコーディ。死んだかと思った。」

「こういう仕事はハンフリーと俺の役目ですよ。」

「コーディとハンフリーは本当に頼りになるね!」

「さあ、行きますよ。スカイウォーカー将軍がイライラしています。」

コーディに急かされオビワンは背伸びを、エキドナはローブを着ると、イライラがマックスのアナキンのもとへ向かった。

「遅かったですね。マスター。何度も呼んで気づかないって。一体ナニをしてたんですか。」

お怒りのアナキンは、腕を組んだままぷりぷりと怒っている。

「2人とも疲れててね。それで、なにか評議会から連絡は?」

「何もありませんよ。全く。いくらエキドナが可愛いからってオビワン。船でやるのh…」

「何を言ってるんだアナキン!!!」

逆にそんな反応をしてはばれてしまいそうだが、船内には痛そうなげんこつの音と、オビワンの怒号が鳴り響いた。

「アイヴァーン将軍。到着します。大丈夫でしょうか…?」

「ほっといて大丈夫。レックス、ガンシップの用意は?」

「いつでも飛べます。」

「よし、アソーカ。2人は放っておいていこ。」


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