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陽の沈む夜に。

第9章 The Clone Wars.4



…海賊というものは愚かなもので、エキドナは一切気づかれることなく海賊たちが走っていく方向へ向かう。
そしてたどり着いた広間の奥では、オビワンとアナキンが電気でつながれていた。

エキドナは、廊下から換気ダクトを見つけると、あまり好まないがそこに飛び乗る。

「…?」

2人の真上まで到達し、さてどう仕掛けようかと考え始めたその時、電力系統がすべてダウンした。
交渉したとは思えないこの状況。ジャージャーがまたラッキーをしでかしてくれたのか、はたまた護衛していたクローン達がやってくれたのか。
それは今わからないが、何となく彼と旧知の仲のエキドナは前者だと思った。

「シス卿と楽しそうだったお二人さんどうも。」

拘束されていた2人の電流が止まったと同時にエキドナは換気ダクトから飛び降りると、突如現れたジェダイに海賊たちは後ずさる。

「あぁエキドナ……最高のタイミングだよ。」

「困った2人ね。アソーカが可哀想。」

2人にエキドナの予備のセイバーを渡すと、3人はセイバーを起動して構える。

「さて、海賊の人。貴方の頭なら今から抗うか降参するか、上手く選べると思うけど?」

長であろう男にそういえば、エキドナの目の前でホンド―(海賊の長)は武器を下した。

彼にセイバーをあてがい、そのまま使えそうな船まで歩くと、そこにはジャージャーと生き残ったクローン兵が、電力系統を破壊して疲れ切ったまま身代金の用意をしていた。

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