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陽の沈む夜に。

第1章 The Phantom Menace



「オーノー!おいらたちここで死ぬよ。」

「落ち着け。まだ窮地に立ったわけではない。」

クワイガンが柔らかいフォースを使い、ジャージャーを諭すが、恐怖ゆえに全く利かない。

「何がまだなのよ?外には怪物。全部沈んでパワーもない?これでも大丈夫というの?」

ガンガンと飛び跳ね、抗議するジャージャーをクワイガンが押さえつける。

「ほら戻ったよ。」

エキドナは、器用にそれらを直すと、船内も明かりがつき、目の前がはっきり見えるようになる。

するとそこには、またもや大きな生物。エンジンストップを起こしたところが丁度その生物の寝床だったらしい。

「ん?うわっ、怪物も戻ってきた!」

「落ち着け。」

「こっちに行って。」

エキドナの指の指す方向へとオビワンが運転すると、丁度その生物が入りきれないくらいの道を見つけて入る。
食うことしか頭に無かったその生物は、頭を大きくぶつけ海底へとひらひら落ちていった。

「恐ろしい。」

「あの岩礁に。」

エキドナの指示でオビワンは少しハンドルを切ると、真っ暗な世界を彷徨い始めた。


そこから、結構行っただろうか。すると綺麗な青空が見えてきた。到着だ。

「スリル満点の長旅も終わりね。」

「マスターアイヴァーン。もしかして楽しんでました?」

「もちろん。」

楽しそうに答えるエキドナ。海面にどんどん近づくと、吸い寄せられるように浮上してハッチを開けた。

全員、長時間の移動から開放されて立ち上がる。

「綺麗なところね!」

ジャージャーは飛び跳ねて、ボンゴを揺らす。
それもそうだ。惑星ナブーがまず、無数にある星の中でもトップクラスの綺麗さを誇る自然保護惑星なのだから。

「さて、急ぎましょうか。」

エキドナはオビワンから運転を変わると、スムーズに城の近くの陰に隠れたような岸で全員をおろした。

いつも平和で穏やかなエキドナの故郷。ナブーであるが、今日は住人は家の中に閉じこもり、絵に描いたような水色の空には戦艦や敵軍スピーダが飛び回り、重役達が、次々に連行されていっている。

「通商連合って百害あって一利なしね本当に。」

エキドナは、故郷をめちゃくちゃにされていることに腹が立ちライトセイバーを握る。
一行は、そんなお怒りモードのエキドナを先頭についていった。

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