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陽の沈む夜に。

第8章 The Clone Wars.3



「私がなるべく守るからくっついて移動して。ハンフリー、ケーブル発射。」

ハンフリーは行動を予想していたので、言われたとたんにケーブルを発射させると、移動用の器具を3人に渡した。

マーティン、ピアーズ、ハンフリー、エキドナの順に並ぶと、ぎゅっとくっついてケーブルを渡り始める。
くっついている理由はもちろん、地上にいるドロイドからのブラスターをセイバーで跳ね返すためだ。
こうしてうまいことサウスタワーへ渡りきると、左右と戦うオビワンの背後へ着いた。

「どうも~。」

「助けに来るとは思っていたが、近道をしたようだな。」

「退却合流地点にガンシップ呼んでるからエレベーターに急いで。」

ブラスターを跳ね返し、クローンを先に乗せていく。
小さなコンテナでドロイド達の入ってくるドアをふさぐが、すぐに蹴り倒され、時間を稼ぐことはできなかった。
防御の型のオビワンを最後にエレベーターに乗り込むと、退却合流地点となる低中階層にあるバルコニーにでる。

ガンシップが到着するまでどうしようか。一行に少し隙ができたその時、退却合流地点の場所など知るはずのないドロイド達がまたもや押し寄せた。

「なんで…!」

どう考えても分の悪い状況。エキドナの攻撃の型はここでは役に立たない。
クローン達を一人でも守ることができるよう、精一杯セイバーを振るほかなかった。

「将軍、お待たせしました。」

程なくしてガンシップが到着すると、3人の死者を置いて命からがら退却する。
その時、ピアーズは敵の戦略ドロイドの頭をもぎ取って持って帰ってきた。

「将軍、これを。」

「戦略ドロイドの頭?」

「作戦漏れの理由を明らかにするかもと思いまして。」

「あーーーーー天才。」

ピアーズは頭が切れる。戦闘はそこまでうまくないが、こういう時の頭の切れ方は頼りになる程度のレベルでないほどだ。
一行はこれを持ち帰ると、戦術ドロイドにアダプターを刺して会話履歴をさかのぼる。
しかし、それはほんの一瞬であり、エキドナらの作戦をすべてペラペラと話している部分だけであった。

「我々の作戦計画にアクセスする手段があるようだな。」

「筒抜けってことは、スパイがいるんだろうねとっても協力的な。」
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