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陽の沈む夜に。

第7章 The Clone Wars.2



…結局のところ、その後チョーはオビワンの警告を無視し、タルズに喧嘩を売ってレックスの大切な部下たちとともに死を遂げる。
最後に彼が放った言葉はどうしてもタルズが許せないという旨であったが、その間にもパントラ常任理事会は彼を解任しており、その話を聞いて絶望に打ちひしがれて死んでいった。

その代わり、今回のタルズとの和平交渉を交わしたチューチーは、上手く不可侵条約を結び今回の一件を終えた。

「見事な演説でしたな議員。」

「私は、当たり前のことをしただけですマスタージェダイ。」

「その当たり前がとても難しくて大変なんですよ、議員。とても素敵な演説でした。」

「これでタルズとの平和が築かれました。ただもっと大事なことがあります。」

「なんでしょう?」

「続けることです。そして皆の模範となれば、今回の争いごとだけでなく、この戦争を終わらせられます。」

「そうします。」

平和を愛すオビワンは、チューチーとの別れ際にこんなことを伝え、彼女を見送る。
この極寒の地での任務も落着。チューチーをパントラまでクローンに送らせてエキドナらはデストロイヤーへ戻った。
少しの慣れはあれどまだまだ凍えていたエキドナも、デストロイヤ―に着くなりジャンバーを脱いでじんわりと体が温まっていく心地よさに息を吐いた。

「将軍、ご無事で何よりです。」

そして待っていたのはコーディ。

「またとないチャンスが訪れたようですが?」

「いやあ寒かったねぇ。」

極寒の地での秘密の出来事に、察しのいいコーディは気づいている。
エキドナは、そんなコーディを無視してジャンバーを彼に押し付けた。

「将軍お二方、次の任務です。」

ジャンバーの代わりにコーディから渡されたものは、タブレット。
そこには新しい任務の内容が書かれていた。
惑星クリストフシスが分離主義者に占拠されつつあるようだ。

「215突撃部隊が今こちらに向かっています。」

「”いつもの構成”だな。」

「そうね、それにいくつかの小隊も混じるみたい。大きな戦いになりそう。」

「コーディ、皆を集めてくれ。作戦会議だ。」

「了解です将軍。」

こうして2人は、また新たな任務への準備へ取り掛かった。

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