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陽の沈む夜に。

第7章 The Clone Wars.2



「暖かいよね~~これは。」

寒さに対抗すべく固い毛であるが、いきものの暖かさとこの外の寒さが相まってエキドナは彼らの毛皮に感動した。
オビワンの話術と、エキドナのコミュニケーション能力により決まった和平交渉には、あちらの首相も満足げであった。

「それでは私たちはこれで。」

オビワンが立ち上がったことにエキドナや原住民は察して、同じように立ち上がる。
エキドナがまたねと手を振っていると、人間のその動作を気に入った原住民らもこぞって真似をした。

「そうそう!真似してくれたのね!またね~~。」

のほほんとエキドナが原住民と手を振っていると、首相はオビワンが気に入ったようで抱きしめていた。
図体の大きい原住民らは、オビワンを片手で軽々と持ち上げ、普段持ち上げられることのないオビワンは驚きの声を発した。

そして、順調に進む物事にほっと息をつくと、エキドナとオビワンはスピーダーに乗って暗くなる前に拠点へ戻っていった。

「ただいま~~。」

「将軍、ご無事で何よりです。」

暖房がしっかり効いて天国のような拠点では、レックスがエキドナらの到着を出迎えた。
2人を見る目つきからレックスは昨日、2人がどんな夜を過ごしたのか察していないようだった。
コーディはそういうことにおいて察しがいいが、レックスはとてつもなく鈍いのである。

「収穫は大きかったよレックス。」

「それはケノービ将軍。中に入ってじっくりお聞かせください。」

と、レックスがエキドナらを気遣ったと思いきや、後ろから現れたのはチョーとチューチーであった。

「それで?何かわかったのか?」

「えぇ、この星には原住民がいます。」

「そんなバカな!これまでに数えきれないほどの探索隊を送り込んだが、誰ともであったことはない。侵入者だ!」

「お言葉ですが、彼らタルズ族は星間航行ができるほど文明が発達していません。パントラの歴史より前からここに住んでいたのかと。」

「誰が何と言おうと、彼らは我がパントラの領民。この惑星はパントラのものだ!」

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