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陽の沈む夜に。

第7章 The Clone Wars.2



もしかしたらオビワンはエキドナの知らない、寒さをはねのけるフォースの訓練を受けているのかもしれない。
そんなくだらないことを考えている間にオビワンから引きずり降ろされてガンシップを降りた。

「ケノービ将軍。」

パントラの議員と書記長が見えたエキドナは、悶えるほどの寒さを我慢して立ち上がると、ジェダイである威厳を保って”私全然寒さ平気ですよ”という顔でオビワンの後ろにつく。

「チョー書記長、チューチー議員。基地の安全を確保するまで、お待ちください。」

「貴官の判断に敬意を表するが、ここでの判断は”私が”する。ここはパントラ国の領土だ。」

やけに”私が”を強調する高圧的な男、チョー書記長は高々という。

「ここは無人の惑星のはずです。領土とは言えないのでは?」

そんな高圧的な男が大嫌いなエキドナは、そう言い返すが、またもや”私が”を強調してチョーは言葉を返した。

「わがパントラはこの惑星系で唯一の文明国であり、”私が”元老院に基地建設を求めた。」

「お言葉を返すようですが、それを決めるのは元老院です。」

隣にいる可愛らしい女性、チューチーは元老院議員である自分の出番と思い前に出る。

「原則から申しますと、書記長の言う通りです。無人である以上この星の保護権はパントラにあります。」

「では従いましょう。エキドナ、基地を見に行くぞ。」

エキドナの嫌いなジャンルに言い負かされたことに絶対ぶーすか怒り始めると思ったオビワンは、エキドナの機嫌が悪くなる前にチョーらから離れた。

「なにあのじじい」

「いうと思ったよ。」

「思わない?」

「私がどう思っているか分かるだろう?」

同じ気持ちであることを察したエキドナは、オビワン大好きであるが故にそんな返し方をされては機嫌がよくなる。
オビワンはどうやらアナキンといいエキドナといい、人の扱いが上手いようだ。

「ずるい人。」

「何か言ったか?」

「なにもないですー。」

すっかり機嫌をよくした単純さは、オビワンが彼女に惚れた理由の一つである。
扱いやすい云々ではなく、そんな表情をころころ変える彼女が10年前からずっと可愛いと思っているからだ。


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