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陽の沈む夜に。

第7章 The Clone Wars.2



シーズン1 第十五話 侵入者 より。

共和国前哨基地の危機!
全土を雪で覆われた惑星、オルトー₌プルトニアに駐留していたクローン部隊との連絡が途絶えた。
オビワンとエキドナは最寄りの月パントラの政府高官を伴い、クローン部隊の安否を確かめに、極寒の地に飛んだ。

「があああああ、もう寒いもう寒いもう寒いもう寒い!」

分厚いジャンバーを2枚重ね着して雪だるまのようになったエキドナは、プルトニアの大気圏に入るなり、地面を見て寒いと騒ぎ始めた。

「エキドナ、せめてガンシップのドアが開いてから言ってくれ。」

「いや、見るだけで寒いでしょ。」

「それは寒いとは言えないぞ。」

勿論ジャンバー2枚に加えて、耳当て、手袋など、防寒はばっちりの装備である。

「あーーー寒。」

そう言いながら、到着が近いためエキドナは目のガードをするべく防寒眼鏡をつける。
そんな彼女の様子を見たオビワンは、彼女に対して驚きの声を上げた。

「手袋2枚?!」

「え、うん…。」

「それじゃあセイバーすら握れないじゃないか、どうするつもりなんだ。」

「強い強いマスターケノービとレックスが頑張ってくれる。」

「「……。」」

寒がるエキドナをかわいいなあと内心にやけながら、オビワンも彼女同様、防寒眼鏡をつける。

「さて、到着するぞ。」

揺れの収まったガンシップは、いよいよ極寒の地への扉を開く。

「ぎゃあああああ」

一気に舞い込んでくる寒さと雪にエキドナは乙女らしからぬ声を出す。
流石のオビワンでも、この寒さに対しての気持ちは同じようで、一度立ち止まったが、なんとかこらえて前に進み始める。

「なにしてるんだエキドナ、いくぞ。」

「いきたくない。」

「これでもこの星の中で熱帯にあたるらしいぞ。少なくともタトゥーインとは大違いだな。ほら、エキドナいくぞ。」

ガンシップから一歩も動こうとしないエキドナをオビワンは引っ張りあげるが、エキドナは抵抗をする。


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