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陽の沈む夜に。

第6章 The Clone Wars.1



一行と通信をつなげたエキドナは、無線イヤホンへ3人の会話が入ってくる。
いつものことながら予備の作戦はなく、こっそり敵艦に近づいてエアロックへドッキングしたのだが…。

「なんでこう慎重に物事を行えないんだ!!」

こっそりという割に、がちゃんっ!と大きな音を立ててドッキングをしたアナキンにオビワンは声を大きくする。

「気づきませんよ、敵は。」

「相変わらず細心さとは無縁のようだな。」

「僕のマスターは教えてくれませんでした。」

「よく言ってくれるよ。」

「私までディスられてる?」

「そうだな、アナキンのマスターは2人だからな。」

アソーカ含め4人はそんな会話に笑うと、エキドナはパドメの居場所を敵艦の中から探知する作業を始める。
それと同時に、一番近くにいるルミナーラに連絡を取るが、とても忙しそうではありながら通信に応答してくれた。

「オビワン、アナキン。議員の場所見つけたよ、まずは議員と繋ぐね」

”アナキン!”

”パドメ!今どこです?”

”ずっと下の甲板。ドロイドだらけでいつまでもつか。”

”オビワンと艦内にいます。”

”えぇ?!どうして”

”あなたを助けに来たんですよ”

「互いの中間地点の座標をコムリンクに送るから、そこで合流できる?大きな空間があるみたい。」

”直ちに向かいますエキドナ。聞きましたね?”

”了解”

互いの通信を中継し、スキャンしたマレボランスの地図とにらめっこする。
プロはそんなエキドナを腕を組んで眺めていた。

「通信しないことには合流できないから仕方ないにしろ、これで艦内に潜入したことは悟られただろうな。」

「そうですね。」

「アミダラ議員はたどり着けるのか?」

「彼女は、議員じゃない道がいくらでもあったと思う程戦闘が上手なんですよ。私が護衛任務に就いた時もワイヤーにぶら下がってたし、彼女の射撃制度は見れば驚きますよ。」

「そうなのか。救出成功を祈ろう。」

その後も、なかなか機会のないプロとの会話を楽しんでいたエキドナは、彼らのビーコン位置を監視しながら話に花を咲かせていた。

「エキドナ、お前のことを私は無口な人だと思っていたよ。」

「どちらかというと喋ってばかりですよ。評議会の報告の時は、オビワンのほうが口がうまいので何もしゃべらないんです。」

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