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陽の沈む夜に。

第6章 The Clone Wars.1



「さて、この状況どう読む?」

「ハイパージャンプ使えないんだろうね、使えるならとっくに使ってるでしょ。」

「エキドナの読み通りだとすればチャンスだ。全艦、ブリッジに火力を集中せよ。」

オビワンの命令に敵艦への集中砲火の標準はブリッジへ向く。
しかし、レーダーを見張っていたアソーカが声を上げた。

「敵艦近くに新たな信号が。この船は…ナブー船です!」

「全艦、打ち方辞め!船と交信しろ。」

アソーカが交信を試みると、すぐに応答が返ってくる。

「ナブー船?船長は?」

「私はアミダラ議員。」

「パドメ?!そこでなにをしているんだ。」

その交信でホログラムに映ったのは、先ほどエキドナがナブーに送り届けたはずのパドメであった。

「特別任務で来たのです。銀行グループとの協定交渉を持ち掛けられて、運転手が急にこちらへ向かって…。」

「その運転手は?」

「私が対処しました。」

「急いでそこから離れるのです。」

食い気味のアナキンに、エキドナとオビワンは顔を合わせて困ったような顔を見せる。
アナキンに言われて離れようとするパドメだが、船は酷く揺れていて、アクシデントが舞い込んだようだった。

「どうしたのです!」

「トラクタービームで船の中に吸い込まれています!敵の取引道具にはなりません。攻撃を続けてください。」

マレボランスの破壊任務や彼女の声と、彼女自身の安全を天秤にかけ、アナキンはぐっと考える。
このような苦しい状況、エキドナでも同じように苦しむだろう。

「提督、攻撃中止を命じてください。」

そう言ってアナキンは、コマンドブリッジを去っていき、オビワンはそんな彼の後を追う。

「どこへ行くつもりだ?」

「誰かが議員を助けないと。」

「そういうと思っていた。」

「アソーカも行っておいで、私とマスタープロでここはどうにかしとくよ。」

「わかりましたマスターエキドナ。」

アソーカまで見送ると、プロはそんな3人の姿を見てため息をつく。

「また始まったな。いつも好んで火の中に飛び込んでいく。」

「今更な話ですよ。」

「それもそうだな。」

プロとエキドナは、そんな会話をしながら、また敵戦艦を大きな窓から眺めた。

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