• テキストサイズ

陽の沈む夜に。

第6章 The Clone Wars.1



シーズン1 第三話 マレボランスの影 より。


「こちらナブー救援船。私はエキドナ・アイヴァ―ンです。ドッキング許可を。」

「アイヴァ―ン将軍。許可します。」

巨大な船でやってきたのはエキドナ。
彼女は、コルサントからナブーへのパドメ護衛任務を終えて談笑していたところ、アナキンからの通信でナブー付近の惑星リンデリアにて医療船団が襲われた報告を受け、患者を避難させる船を借りてやってきた次第である。

後の動きを一般パイロットに説明すると、エキドナは足早にここの基地の長、ナラ・セのところまで向かう。

「ナラ・セさん。」

「マスタージェダイ。救援を感謝します。」

「まずは軽症の患者から今つけた船に乗せてください。」

「しかし、間に合いますでしょうか?」

「間に合わせるのです。」

ナラ・セを移送に向かわせ、周囲の星図とレーダーつけ、次に自身の端末から有能なオビワンが何も言わずして送ってきたグリーヴァスの乗っている船の情報を見てエキドナは眉間にしわを寄せる。

「全長はヴェネター級スターデストロイヤーの4倍を超え、敵艦隊の機能を停止させることができる巨大なイオンパルス砲???」

オビワンの送付ファイルのメッセージに”敵の新しいおもちゃだ”と書かれていた意味を理解したエキドナは、次にレーダーが探知した音を聞いてレーダーを拡大する。

「おもちゃのお出ましね。」

まだもう少し遠いところであり、焦る必要はないが、ハイパースペースを出てきたことがわかる。
この医療基地にイオンパルスを放たれれば、医療器具がなければ生きていけない大勢の重症患者が死んでしまう。

「医療船団聞こえますか?」

「はいアイヴァ―ン将軍。」

「敵艦がハイパースペースを抜けた。イオンパルスで通信からシールドまで全部使えなくして集中砲火を浴びる。急いで!」

「全速力で向かっていますが将軍、間に合うかどうか。」

「間に合わせて、パルスを食らったら終わり。」

そう言っている間にも、医療船団のうちの一つがイオンパルスを受けているのが基地の窓からうっすら見える。

「エキドナ、お待たせしました。」

ファイターもなく、ただ連絡を取り持つのが今の仕事であるエキドナがうろうろと頭を抱えて歩き回っている間に聞こえてきたのはアナキンの声だった。
/ 229ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp