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【東リべBLD】君の鼓動を旋律に【松野千冬】

第9章 はじめてのお泊まり編②





「……どうしたんだよ、何かあったのか」
「………いや、なんでもねえよ。なぁ、」
「なんだ?」
「お前に会えてよかった。こうして仲良くなれて、オレすげぇ幸せ」
「なっ…!なんだよ急に、恥ずかしいやつだな…。もう終わったなら、貸せ。俺も乾かしてやる」
「マジ!?」
「マジだよ。ほら、座れよ」

後ろからぬるい風があたり、そっと髪を触れられる。
あの華奢で細い手に今触れられているという事実に、鼓動がドクドクと加速し体温が上がっていくのを感じた。





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