第2章 The First. クレオメ ~秘密のひととき~ ★
【Side1146番】
歩いて数分。自分の家に着いた。
―ガチャッ キィ
「お邪魔、します。」
そう言って玄関で靴を脱ぎ、綺麗にそろえる2355番。
揃え終わったのを見計らって、玄関の廊下で組み敷いた。
「んん、近い。どうしたの?」
目をそらして、手で軽く俺の胸を押す2355、可愛い。
「......すまん。」焦ってしまった。
背中の上あたりと、膝裏に腕を通してひょいとお姫様抱っこをして自分の寝室のベットへ。
2355は少し驚いた表情をして、キョロキョロとしていた。
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ボスンッ
ギィィィ
カーテンで薄暗くなっている部屋の中で響く、ベットの軋む音。
2355をまた組み敷く。
起こそうとする体を優しく押し倒して、手首をつかむ。
チュッ
「うぅん...むうぅ、んっんん」
唇に唇を重ね、短いキスを何度も落とす。
徐々に濃厚にしていき、少し口が開いた隙に自分の舌をいれた。
驚いて逃げようとする2355を逃げられないように痛くない程度に無理やり制する、そしてまた舌を絡ませる。
「んん、んんぅ、ん、ん」
甘い大人なキスをされているうちに、みるみる2355の顔は火照っていき、息が苦しくなって声を上げ始めた。
「あ、んっむぅ、んぁ、」
さっき着たばかりの服の中に片手を忍ばせ、やわやわと胸を揉む。全体的に柔らかさを楽しむようにして触ってみたり、先端をあえて避けて刺激してみたりして、反応を見た。
唇を離してみると、二人の間に糸がひかれた。
「あ、うぅん、んんっあぁ、あっあっ」
先端をいじると、明らかに大きく声を上げて気持ちよさそうにした。
「だめっ、んんそれ。恥ずかしい...」
「ダメという割には、随分気持ちよさそうだが。可愛く鳴いている君も可愛い...。本当はもっとしてほしいんじゃないか?」
声のトーンをわざと低くして、耳元でいたずらに囁く。
そのまま吐息をわざと耳に掛けて、ぐちゃぐちゃにして耳をいじめた。
ちゅっ ぐちゅぐちゅ じゅるる
耳を犯すと、可愛い声が2355からまた漏れ出た。