第2章 The First. クレオメ ~秘密のひととき~ ★
【Side1146番END】
さっきから、1146番の様子がおかしい。
ハグして、ポンポンされて、キスされて...
キスの前に見上げた瞳はいつもの優しくて暖かいものではなくて。
どこか獲物を見るような、何かをとらえたかのように熱くて、欲望に満ちた。そんな眼をしていた。
怖くはなかった。
それより、逆に続きが気になった。
だから、2人きりになれる場所に行こうと言った。
これから何が起きるのだろう。
たとえ何が起きたとしても、されても、めいっぱい受け入れたい。それが本望?なのかな。