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夏の思い出
第1章 夏の思い出
「…本気で好きになった人は居ないのか?」
ジーニストさんから向けられる真っ直ぐな視線。
今日のオレは、おかしい。
これは酔っているから。
じゃなきゃ、君の事をこんな簡単に
人に話したりするわけないのに。
「居ますよ…」
そう言ってオレは
君の事を話し始めた
話したら
オレの記憶から君が
居なくなれば良いのに
『夏の思い出』
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