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女神の劣情 ~不貞妻の誘惑~
第2章 誘惑
8月のとある月曜日。
午前便最後の配達先の家で、インターホンを鳴らす。
今日も古い団地の階段を駆け上ったり、不在票を置いて荷物も持ち帰ってきたりで汗だくだ。
今はギリギリ12時ジャストってところだから大体予定通り。
「内村さん、お荷物お届けに参りましたー」
『お待ち下さい、今出ますー』
いつものやりとりだ。
門の前で額の汗を拭って。
敷石の上を通って玄関前で深呼吸。
よし、完璧。
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