満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第46章 その理由を教えて※《宇髄天元》
『抱いたときまずいことしたんじゃねえの』
屋上での不死川の発言を思い出し、前回の波奈との性行為を思い出してみた。
1ヶ月前は確か波奈が大学のサークルの飲み会で、夜中22時を過ぎても帰ってこずメールも既読がないので迎えに行った。
我ながら過保護だとは思ったが、大学入りたての未成年の飲み会なんて危なっかしい。
事前に聞いてた飲み会場所まで迎えにいくと、波奈は案の定酔っ払っているであろう男の先輩の世話を焼いていた。
酔っ払っているのか酔っ払っているふりなのか、言い寄るように迫る男の手をギリリと握って、そのままそいつをタクシーへぶち込んだ。
男は青ざめてたがあとはもう知らない。
ほら、帰るぞ。と嫉妬を無理矢理に胸に仕舞い込んでなんとかそう言った。
「… お迎えなんて良かったのに。忙しかったでしょう?」
「お前な…、夜道はあぶねーよ」
夜道だけじゃなくて他の男も危ない。
危なっかしい年下の彼女を黙らせるように、マンションについて波奈が入浴を終わらせたらすぐさま寝室に押し込んだ。
先ほどのことがあってか独占欲と嫉妬が複雑に絡み込んでどうにかしてしまいたかった。
ドロドロに溶かすような深い口付けに、波奈は息も上がって顔は真っ赤で必死にこたえていた。
それに気をよくして、波奈の身体を後ろから抱え込んで、互いに同じ方向に座ったまま波奈の膝に手をかけて足を外側に向けた。
これでもかというほど足を広げさせると、波奈は逃げるような仕草をしたので内膝を押さえ込む。
後ろから濡れてる髪の香りを吸い、耳をしゃぶってやるとみるみるうちに耳を真っ赤にさせた。