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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第42章 Chocolate play ※《宇髄天元》





この気持ちに私なりのケジメをつけなければ、と卒業式の日に美術室に手紙を置いた。
ずっと好きでした、と。
たった一言なのにとうとう言えずに、震える手で手紙に託したことは我ながら本当に呆れてしまうけれど、面と向かって伝える勇気なんてなかった。
もう会うこともないんだろうな、と悲しみに浸りながら校門を出るときに、ゼェゼェと息があがる宇髄に手を掴まれて、「言い逃げすんな!」と説教された。
同情なのか、はたまた一種の興味だったのか、どういうわけかこの気持ちを掬い上げてくれて、今は同棲しているのだから人生わからないものである。

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