満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第41章 初夜の譜面※《宇髄天元》
「……なあ、今日はお前はとりあえず俺の手に慣れろ」
震える自分を見て呆れたのか、宇髄さんはハア、とため息を吐いた。
「別に、最後までヤるつもりはねえよ」
「やっ、やだ!」
「…はあ?」
鋭い目が見つめてくる。
だって、ようやく。
「…さ、さいごまで、して…」
そう言い放つと、宇髄さんが一瞬固まった、あと、
「ならもう容赦しねえぞ」
そう言いながら手首を掴まれてベッドに縫い止められた。
ビキリとこめかみの血管が怒張し、赤い瞳がこちらを睨んだ。