満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第40章 もちつきぺったん※《宇髄天元》
自分の身体の状態を言い終えた波奈は、もじもじとして宇髄を見上げる。
宇髄は意を決して、すたすたと波奈のそばに座り、ひょいと波奈を抱き上げて前を向かせて膝にまたがらすように座らせた。
「…ち、ちか、っ」
距離が近いことを恥ずかしがり、カァ、と赤くなる顔に、情欲がぐんぐんと上昇した。
うさぎの発情期なら仕方ない。
昂奮と熱をどうにかして抑えてやらねばならないな。
身体が熱くて何かを欲する波奈を見て、ほっとくなんて無理だった。
ぐっと波奈のうち太ももに、自分の昂奮した下半身を擦り付けた。
波奈はびくりとその身体を震わせる。
「うず、さん…っちょっと、大きくなって、いらっしゃる…?」
「…あぁ、どうにかしてくれよ」
冗談混じりにそう言うと、波奈はあろうことかこくんと頷いてカチャカチャと宇髄のベルトを外し始めた。
手が震えてるしハッハッと呼吸は苦しそうだし、余裕がなさそうだった。