満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第39章 Trick but Treat※《宇髄天元》
「…シャワー浴びてくれたんだな」
「….…っ」
腕をさすりながら、顔を波奈の後頭部に近づけて匂いを嗅がれた。
宇髄さんはいつも強引。いきなり襲い掛かられるのがほとんど。
先週のナース服だって、帰ってきてから抱かれた。
シャワーだけ浴びさせてと懇願したけどだめだった。
今日は先手で帰ってくる前にシャワーを浴びた。
しかもなんかいい匂いする。なんか塗った?
と宇髄さんがスンスンとまた嗅いでいる。
「…ボディクリーム塗ってみた」
「いいな」
そういうのめざとくて気づいてくれてなんでもお見通しで悔しい。
何枚も上手の年上の恋人に、わたしは釣り合っているのだろうか。