満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第36章 血鬼術を解いてよ宇髄さん1※
まだかまだかと勃ち上がりきる己の雄の象徴は、先走って体液が出ている。
少しは落ち着けよ、と言ってやりたくなる雄の制御不能なソコに呆れてしまう。
ふう、と息をついて、波奈の付け根をググっ…とこれでもかと開けて、ゆっくり挿入していく。
「…ーーーっいっ…っ!」
波奈は痛さで震えている。
初めは痛いもんだ。
縋るように細い手が必死に腕にしがみついてきて、不覚にも胸の内側が締め付けられた。
ひどいことをしているのはこの自分であるのに、助けを求めるように縋るしかない波奈は、可哀想だ。
「息止めんな、ヒッヒッフーだ」
「…ふふっ、なんですかそれぇ…っあァ…っ!」
笑って身体の力が抜けたすきに奥へ進みこむ。こういうのはタイミングが大事で、いっきにいくのがいい。
「…痛いか」
ふるふると顔を横に振って耐えている。
「…だ、だいじょぶ、です…っ!」
必死にいらえる姿がいたいけで、ぎゅうと抱きしめたくなった。
身体がほてり、汗が身体中出て心地が悪い。
隊服を脱げば楽だが、鬼はいつ襲ってくるかわからない。
それに、素肌と素肌を重ね合わせてしまうとダメな気がした。
懸命に集めたなけなしの理性だ。
とろんとした薄茶色の、涙を流している瞳を見やる。
ゆっくり上下に動くと、快感の花が小さく咲いていくようにだんだん良くなっていっているようだ。
ーーーそれにしても。
波奈の中はぎゅうぎゅうと締めつけてきてきっついし、奥へ奥へと誘うようにヒダが不随意に動くのが気持ち良すぎる。
動かなくても精を放てるんじゃねえかとも思ってくる。
おいおいとんでもねぇな。名器持ちか。
汗がぼたぼたと額から顎に流れ、持っていかれないように必死で力を込めた。
「…っん、…っふ、ぁ、っ…っあ、っあ、…っ」
往復して腰を打つ度、感じ入るような甘い吐息と、漏れ出る喘ぎ声だけでも簡単に爆発しそうだ。
いやしかしあまり長く動くのは辛いだろうし、精を放てば血鬼術も解ける。
そう思い波奈の身体が可愛く反応したところを擦り上げて、強く腰を打って精を放った。