満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第33章 媚薬50本飲まないと出れない部屋※《宇髄天元》
「…っ、うず、さん…っ、あつい、あついよぅ…っ脱ぎたいっ…!」
「知らねえよ勝手に脱げ!」
足元がふらふらと覚束なく支えなくては立ってられない波奈を、どうにか抱えて部屋に押し込む。
パタン!と勢いよく部屋の襖を閉めた。
藤の花の家紋の家にどうにか辿り着いて、部屋を一室用意させた。
波奈と俺の様子を見た主人はすぐに布団を用意したのか、部屋には2つの布団が並んである。
それを見ただけで、情けないことに宇髄は昂ってしまう。
余裕がなく、波奈の訴えも適当に答え、波奈を布団に下ろしてやった。
すると波奈は、自分のお腹に巻いてある帯に震えながらも手をかけ、スルスルと解いていく。
「おいこら…っ!なに脱いでんだよ!」
「だって…っ熱くて…!宇髄さんが勝手に脱げって…」
「嫁入り前の女が男の前で脱ぐな!脳みそ爆発してんのか!!」
じわりと波奈の大きい瞳に涙が溜まる。
震える波奈はもういっぱいいっぱいで、どうしようもない身体の熱を制御できないようだった。
「…とりあえず手だけでなんとかしてやるから力抜いとけ…」
波奈を後ろから抱え込み、波奈が身をゆだねるようにさせ、細く白い足を撫で上げる。
波奈はびくんと身体を震わせた。
あぁ、くそ。
今はただの上官と部下だってのに、なぜこうなってしまった。
譜面はもうぐちゃぐちゃだ。
ただ、媚薬を飲んで色欲乱れる波奈を目の前に、手を出さずにはいられないのが本音だった。
もちろん波奈の熱を発散させて楽にさせたいと言う気持ちは、前提であるが。
こっちは49本もの媚薬を飲んでるのだ。理性的ではいられなかった。
「ーーー触るぞ」
真っ赤になりながらこくこく、と頷いたのを確認して、スカートの中に手を侵入させて、足の付け根へと登っていく。
下帯はもうぐっしょりと湿っていて、そこがどうなっているかなんて見なくてもわかった。
「…力抜け。痛いことはしねえから」
波奈がグっと力が入るのがわかって声を掛けた。
波奈はふーーふーーと落ち着くように息を吐く。