満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第28章 望みとあれば※【宇髄天元】
「ーーなぁ、どうして欲しいか言ってみ」
「…っ」
波奈はキュッと口を結んで、宇髄の顔を恨めしく見つめた。
どうして欲しいか言ってと言われて、どうして欲しいかなんて宇髄は絶対わかっているのに、意地悪にそう言う。
「ほら、波奈?」
「ぁあ…っ!」
宇髄の両手はまた波奈の胸を掴みながら、膨らんだ宇髄の分身をさらに擦り付けてくる。
波奈は自然と腰が宇髄を求めていた。
「……い…」
「あ?地味に聞こえねえ」
「…っ、ほ、ほしい…」
「なにを?」
「………」
ボロ、と波奈は泣く。
「…う、うずいさんの…っほ、ほしいの…」
「んーー…まあ、及第点」
えぐえぐと泣き出す波奈を見つめて、宇髄は頑張った波奈を許した。まあ、おいおい、もっと恥ずかしい言葉を言わそうと、今後に期待だ。
宇髄は波奈の中に勃起しきったそれをググ…っと入れ込んだ。濡れに濡れた内壁がキューっと宇髄のソレをキツく締め上げ、気持ちが良かった。
「……っぁあ…っ」
「…っ、は、…」
深く奥へコツンと当たったとき、波奈はビクッと身体が震えて喘いだ。宇髄もたまらず息を漏らす。
波奈をふと見やると、もう既にとろんと蕩けた波奈は、両手を頭上で縛られている。視覚的にも、身体的にももう宇髄は余裕がなくなっていた。
腰をグッと持ち、己の腰をズルズルとゆっくり引いて、またゆっくり波奈の奥へめがけてズルズルと入れ込む。
「……あ、っ…んぁあっ…!!」
その度にビクンと身体が揺れて、内壁がキュンと締まるのがたまらない。次第に我慢が出来なくなり、律動の速度は増す。
ごちゅ、と奥へ奥へと突き上げるたびに、波奈は泣いてしまう。
「……ぅっ…!あ、…っ…ひ、っ…!ぁあっ…!」
ぱちゅ、ぱちゅ、という音は、波奈のダラダラと流れる愛液が、宇髄の欲望が掻き乱したために出る水音で、波奈はいたたまれない。
そして波奈の縛られされるがままに喘ぐ姿を、熱く燃える赤い目が愛おしそうに見つめるのだ。
ズル…っとギリギリまで抜いて、ばちゅん!!と奥へつかれる度に、波奈はもう限界だった。