満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第27章 乾杯の夜の秘密※【宇髄天元】
今日は日曜日で、宇髄さんも休みって言ってたし、出かけるかも。
今のうちに洗濯しちゃおうかな。そう思ってドラム式の洗濯機を開けると、そこには白いシーツが入っている。
夜中宇髄さんが洗濯したのかな?それを取り出して丁寧に畳む。
そうしていたら宇髄さんが洗面所に入ってきた。
「…はよ」
「あ、おはようございます。シーツ、洗ってくれたんですね?」
「…あーー…うん」
昨日は漏らすほど良かったか?
なんて意地悪なことを聞きたくなるが、ぐっと口を紡ぐ。
「昨日、ごめんなさい…途中で寝ちゃったのかな?覚えてなくて…」
へへ、と笑う波奈の頭をぽんと撫でた。
「身体は平気そ?」
「えっ、と…、頭が少し痛いですけど、大丈夫、です」
「そうか」
俺が頭を撫でることにより、カッと頬を染める波奈は、いつもの波奈だった。
『頭撫でられるの、好き』
と昨日素直に言っていた波奈を思い出してククっと笑ってしまう。そんな俺を不思議そうに波奈は見つめている。