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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第27章 乾杯の夜の秘密※【宇髄天元】



重い身体をなんとかベッドから降りる。
頭が重い。

あ、そうか、昨日の夜、宇髄さんとお酒を飲んで…
それから…それから?

全く覚えてない。気づけば朝だった。
お酒が美味しくて、いっぱい飲んだからか。

ふと横を見やると、スースーと寝ている宇髄さん。
案外子どもっぽい寝顔にふっと笑ってしまう。


お酒にはだんだんと慣れて来たように思う。
お酒は好きだ。
なぜなら飲んだ翌日、身体や頭は重たいし、二日酔いもするけど、
なぜかスッキリとする。

心のもやもやがなくなる爽快感があるのだ。
これは大人が仕事終わりに飲んでしまうのも、わかるなあ、と思う。

なんにも覚えてはいないけど、
宇髄さんに包まれているような、わたしの心の底にある気持ちをそっと撫でてくれるような気がするのだ。不思議である。

喉の渇きを感じ、そっとベッドを降りて、寝室を後にした。


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