満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第3章 嫉妬の先に※《煉獄杏寿郎》
「…杏寿郎さん…あの」
「ん、なんだ」
「……し、下帯を外してください…」
消え入るような声で波奈が言った。
もう既にいっぱいいっぱいであろう彼女。顔は真っ赤で手が少し震えている。
その行為をさせるのはいかにも可哀想だと思いとどまってはいたのだが、
「…本気か?」
波奈はコクコクと頷いた。
杏寿郎はゴク、と唾を飲み込んだ。
ガタガタと音を立てて理性は崩れ、たがが簡単に外れてしまった。
むく、と杏寿郎は上半身だけ起き、
自分の下帯をスルスルと外した。
波奈の目の前に杏寿郎の下半身が露わになる。
杏寿郎のソレは、いつも情事でチラと見る程度で、こんなふうにマジマジと見るのは初めてのことだった。
膨張したソレは、本当にわたしの中に入れるモノなのだろうか。
その大きさに更にドクドクと鼓動を早くさせた。
「ふ、そんなに見つめられると照れるな」
「あっ…ご、ごめんなさい」
「…」
波奈はこの後どうすればいいのか、戸惑っていた。手と口でするとか自分で言っておいて、いざ目の前にソレがあるとどういう風に持ってどういうふうに扱えばいいのかてんでわからない。
「杏寿郎さんあのー…」
「次は何だ?」
「お、教えていただけませんか?」
てへ、と笑って杏寿郎のことを見た。