満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第3章 嫉妬の先に※《煉獄杏寿郎》
「ん?これは一体、どうした波奈」
「…っ」
気づけば波奈は、杏寿郎の腰らへんにまたがるように覆い被さった。
波奈の顔は赤くなっている。
「お身体、お辛くないですか!」
波奈が杏寿郎の下半身に目線を落として顔を赤くして言った。
「んんっ!?そ、それは俺の下のことを心配してるのか?それならいずれ収まるだろうから大丈夫だ」
波奈に押し倒されるような姿勢に、杏寿郎は驚き、そしてそのようなことを急に言われたので動揺しながら答えた。
杏寿郎の下半身は、着物の上からもわかるぐらい大きく膨らんでいるのが明らかである。
「…ですから、…その、わたし…っ」
波奈はもう首まで赤くしながら
小さな声で続けた。
「杏寿郎さんの、ここ、…手と、口で…っ」
小さすぎる声であるが、杏寿郎には、しっかりと聞こえた。
「な、?!き、君はいきなり何を言ってるんだ」
思ってもみないその発言に、驚きを隠せない杏寿郎。波奈につられてカッと顔が熱くなる。
「…っ」
波奈は黙って杏寿郎の寝巻きの帯に手をかけた。ドクっドクっという自分の心臓の音がうるさい。しゅる…と帯を解いて、それを丁寧に畳んで、布団のそばにそっと置く。
自然と寝巻きははだけた。
「ま、待ってくれ、君にそのようなことはさせたくない…」
「…でも、ここはきつそうです…」
波奈は寝巻きのその奥にそっと手を入れ、下帯が膨れ上がってしまっているソレをそっと触った。
ビクン、と杏寿郎のソレは反応してしまった。