満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第23章 おとなの…×××※【宇髄天元】
目を覚ました波奈は、枕の横にガチャリと音を立てるモノに気づいた。
なに、?
そう思いそれに手を伸ばし、それを見た時、
瞬時に昨夜のことを思い出し、シュワシュワと顔が赤く溶けていった。
ローターとバイブレーション。
その触ったこともないモノで、昨日は宇髄さんに散々にそれで…。
赤くなる頬を押さえつつ、どうしたものか、と隣でスヤスヤ眠る、美丈夫の宇髄さんを見た。
初めて使ったソレは気持ち良かった、たしかに気持ちよかったけど、でもやっぱり。
「…宇髄さんのがいいな…」
機械ではなく、宇髄さんの手やアレには敵わない、と思う。
なんて。わたしは宇髄さんを失ってしまうとどうなるのだろう、囚われた心が怖い気もする。
「…何が俺がいいって?」
「へ?!お、おき、」
「なあ、何がいいんだよ」
パチリと開いた赤い目は、揶揄うように波奈を見つめた。
ん?と波奈に詰め寄る。
波奈はあわあわとして、顔を赤くさせた。