満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第23章 おとなの…×××※【宇髄天元】
「…波奈、しよ、ベッド行く?」
そう誘えば、波奈はますます赤く染め上げ、涙目の目はこちらを見つめて、こくんと頷く。
「…連れて行ってください…」
ん、と両手を広げて、甘えるような仕草に、俺は簡単にどくっと胸に矢が刺さる。
「…しゃーねーな、お姫様」
その両手を首に巻きつけて、グイッと持ち上げる。
軽々と横抱きの抱っこをしてやると、波奈は求めていたにも関わらず顔をさらに赤くさせた。
「ひゃっ、!やっばり怖い!!おろしてぇ〜!」
うるせーな、と笑いながら、暴れる波奈を抑えて支えて抱っこして、スタスタと寝室までたどり着く。ーーと、波奈はピタリと大人しくなってしまった。
トスンとベッドに優しく降ろして、そのまままた口付けを開始する。