満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第23章 おとなの…×××※【宇髄天元】
ふー、という息遣いが聞こえ、波奈がお風呂から上がってきた。タオルで頭をわしゃわしゃしている。
メイクも服も脱ぎ捨て、もこもこのパジャマを着た素顔の彼女は、いつ見ても可愛い。
「髪かわかそっか?」
「えっいいんですか?!」
「ふっ、いいよ」
ちょいちょいっと彼女に手招きして、ソファーに座る俺の足の間に座らせる。ちょこんと遠慮がちに座った波奈の髪の毛を、ドライヤーで乾かしていく。
指通りがサラっとなり、シャンプーの香りが鼻腔を擽る。
されるがままの波奈は気持ちよさそうだ。
お泊まりは1ヶ月に1、2回ほど。
俺は教師の仕事や絵画の個展の準備、波奈は学業やアルバイトで、休みが合うことは少なかった。
家に泊まりにくるたびに、髪の毛を乾かし合う。
お互いの、甘えるような、許し合えるような、そんな時間だ。
カチリ、とドライヤーのオフボタンを押す。
静寂が一瞬訪れて、波奈がくるりと俺の方を見上げる。
「ありが、」
とう、と言おうとした波奈の肩に、腕を回す。と、波奈はびくっとして、少し顔を赤らめた。
うずいさん、と小さな声で名前を呼ばれ、波奈の俺を見上げる瞳を見ると、瞳はゆるりと揺れた。羞恥と、そしてたぶん期待の瞳は俺を離さず見つめる。
たまらずに軽く唇に触れると、ちゅ、とリップ音が聞こえた。
波奈は俺の口付けを、素直に受け取り、身体を俺の方へと向けて、俺の膝に手をついた。
は、と口で息を吸う波奈の、軽く空いた口に舌を侵入させて、口腔内を味わうように舌を回した。
波奈の舌は、俺の舌に絡みとられて、震えながらも必死で受け入れている。
乾かした後の波奈の髪に手を滑らせて、波奈が逃げないように後頭部を押さえると、波奈はビクッと身体を震わせた。
「…ん、っ、は、」
逃れるように一瞬口元が動いたが、押さえつけられているためにそれができず、波奈はブアッと身体が熱くなった。
じゅ、ちゅ、という唾液が絡む音が、静寂したリビングに響く。
ようやく解放すると、波奈はもうトロトロで、