満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第22章 青い春の彼女※【宇髄天元】
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「んぅっ…」
手首を引っ張られ、トスンとソファーに座らされた。
そのまま宇髄さんがわたしに覆い被さるように、背もたれに手をつき、唇を重ねる。驚いて声が思わず声を漏らしてしまった。
「宇髄さ…っ、汗、かいてるから、恥ずかしいっ!」
「はは!いいなあ!体育の後みたいで!」
「な…っ?!ば、ばかじゃないの?!変態教師!」
「ふは!派手な名前だなあそれ!」
覆い被さるようにされて逃れられないわたしに、クックと笑う。
「ほら、舌出して」
そう短く言う宇髄さんの、命令のような口調にびくっと身体が揺れて、おずおずと舌を出す。すぐに宇髄さんの舌に絡め取られ、慌てて舌を引っ込めると、追いかけるように宇髄さんの舌はわたしの口内へ侵入してきた。
舌を舐め取られ掬い上げられ、唾液を含んだ舌を喰べるように犯す。それだけで身体が痺れて、頭はもう簡単に蕩けてしまった。
「ん、はっ…、うずいさん…っ」
「違うだろ、波奈」
唇が離れて、私の耳元にそっと口付けをした。
それから耳元で息を吹き込むようにこう言った。
「『宇髄先生』、だろ?」
「んんっ…!」
耳をかじられて、ギュンと身体の中心が熱を帯びるのがわかった。