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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第22章 青い春の彼女※【宇髄天元】
かくして、それから波奈は体育の授業中、宇髄との約束通り冬服指定のジャージを羽織っていた。
美術室から校庭を見下ろして、真面目に体育の授業を受けている波奈を見据えて、宇髄は思った。
あいつほんとにちょろいな、と。
波奈が視線に気付いたのか、ふと美術室を見上げ、パチンと宇髄と目が合うと、波奈は恨めしげにこちらを見る。
その顔にくすっと笑ってしまった。
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