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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第21章 禁欲の果てに※【宇髄天元】


彼女の門限は夜の9時。
大学生にもなって門限なんてあるのかよ。と初めは驚いたが。
まあこいつは代々診療所をしている所謂お金持ちのお嬢さんだ。
その時間までに、家に帰してやらなくては。と妙に俺も時間を気にするようになった。

4月から付き合って1ヶ月。
教師は何かと新年度が始まると忙しい。
波奈も大学が始まって、医療系なこともあり一年次から授業が詰め込まれている。休日はアルバイトも始めた。
お前みたいなお嬢さん、アルバイトなんて必要あんのか?と聞いてみたが、一年次は暇だからやりたい事やるの!と早速某珈琲店でアルバイトを始めた。
とすると、まとまって会える時間はなかなかなく、
夜ご飯を食べて、9時までに家の前に送り届ける。
会える休日は、その繰り返しだった。

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