満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第20章 宇髄先生とわたし ー告白と相思ー後編
「あっ…おはよう。寒いね、大丈夫?」
波奈に気づいて、生徒会長はニコッと笑った。
黒髪短髪、黒縁メガネは学校で見かける姿と一緒だった。
「おはようございます、大丈夫です…」
ちょっと彼からの緊張が少し伝わってきて、しどろもどろしてしまった。大丈夫ってなにが。寒いから大丈夫ですかってこと?
「なんか今日はさらに可愛いね」と言われたので、波奈がどきまぎしていると、
「じゃあ行こうか!」と言われて、こくんと頷いた。
ーーーら、
「波奈!」
と大きな声で呼ばれた。