満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第20章 宇髄先生とわたし ー告白と相思ー後編
と、そこへふと教室に入ってきた人物がいた。
「あ、いたいた!炭治郎くん!」
「恋夏さん!」
「これまたお願いできる?」
「もちろんです!いつもありがとうございます!」
2個上の先輩、恋夏さんは俺の実家の竈門ベーカリーでいつもたくさん頼んでくれる常連だ。なんでもバイト先の上司がバイトたちに差し入れするらしい。
美人で優しい恋夏さんと話すと、いつも善逸が炭治郎だけずるい!と怒られるけど。
「で、その子はどうして泣いているの?」
恋夏さんはぐじゅくじゅに泣いている波奈をチラリと見て、炭治郎に聞いた。
救世主だ、波奈!