満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第20章 宇髄先生とわたし ー告白と相思ー後編
「つか、前世ではお前いつからオッサンと恋仲になってたんだ?」
伊之助が頬杖をついて聞いた。
波奈はますます顔を赤らめる。
「……じゅ、14…」
「「「14??!!」」」
「軽く犯罪じゃねーか!」伊之助が驚く。
「とんでもねぇ話だ…!いやまじであり得ない14?!14てあなた子ども?!14の波奈を?!音柱こわいよ」善逸が震える。
「ぜ、善逸っ!と、当時はそれが普通だったんじゃない?ねえ?」
炭治郎も波奈につられて顔を赤らめてしまった。
「ぜ、前世では子どものわたしのことを恋人にしてくれたのに、
今世ではやっぱり無理なのかな、無理なんだよね、もう…」
ぐす、とやっぱり泣きそうだ。
うーん、波奈のそんなに泣いてる顔を見るのは、前世含め初めてだなあ。
でもこればっかりはどうすることもできないんだ。
人の気持ちはそうそう変えれないし。
なんてったって、レンアイのことはよくわからない俺たち3人だから、アトバイス仕様がないんだよなあ。
まったく不甲斐なしだ。
と炭治郎はもやもやと悩んでしまった。