満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第19章 宇髄先生とわたし –記憶と悲恋ー中編
夢を見る。
汗ばんだ熱い肌が重なる。熱いごつごつした大きな手はわたしの髪を優しくとかしたあと、首元を通り、胸の膨らみに触れる。
ピクリとわたしが反応すると、すぐに胸の突起に触れた。さらにわたしは身体を揺らす。銀色の髪がサラッと揺れて首元へ来たかと思うと、胸の突起を舌でツツと舐められる。生暖かい感触に、また震えて、わたしじゃないわたしの甘い声が勝手に出る。
口元を手で覆い必死にその声を出さないようにするが、すぐに手首を掴まれて頭上へ押し上げられる。
とろとろに蕩けた頃に、受け入れる所を優しく指や舌で何度も何度もほぐされて、それからそそり立つソレが当てがわれる。ハアとため息のような息遣いか耳元で聞こえる。ふと起き上がったその顔と目が合う。赤い綺麗な目は熱を含んでわたしをじっくりと見つめてくる。
『波奈』と熱を含んだ甘い声で優しく呼ばれた。
それから当てがったソレをーーー
「うあああぁーーー!!!」
気づけば叫んでいた。
ガバッと起き上がってハアハアと息をする。汗がびっしょりとパジャマを濡らす。
それからまた布団に倒れ込んだ。
「…もう無理ですせんせえ…」
と涙目でつぶやいた。