第2章 傷を癒す※《煉獄杏寿郎》

2日目

「ん…っ、…！」

今日も杏寿郎は波奈に薬を塗っていた。

「も、杏寿郎さん…っ！」

ちょっと怒った波奈が杏寿郎に呼びかけた。

「ん？どうした？」

杏寿郎は気にせず、波奈の中を、薬を塗布した指2本を使ってまんべんなくかき回す。
杏寿郎はいつも波奈との情事の様にーーー波奈のイイところをトントンと突いてくる。
波奈にはそれがわかり、ふと杏寿郎を咎めたのであった。しかし、
薬ではなく、波奈のぬるぬるとした液体が、波奈そこからだらだらと流れていた。
杏寿郎はそれを知ってか知らずか

「力を抜きなさい、波奈」

と耳元で囁くものだから、波奈はもう情欲が一気に湧き上がってしまう。


「…ふっ…ん、」

それを気づかれないよう必死で漏れる声を抑えているのだが、。

あ、もう、だめかもしれないっ
ぴく、ぴく、と反応し、ガクガクと足が震え出した。

ちゅぽんっ　と杏寿郎は指を抜いた。
波奈はハアハアと息が上がっている。

「よし！今日はこれで終いだな！」

「…ひゃい。」