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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第18章 宇髄先生とわたし -出会と恋慕- 前編



授業の終わりのチャイムが鳴り響くとき、

「お前はド下手だから美術担当ね、この画材を美術準備室に持ってこい」

と波奈のことを指差して言われた。

「え?!美術担当って?猪之助は…?」と言ったが、宇髄先生はまたガムをプーと膨らませて美術室を後にした。

「フハハ!俺様の方が上手いってことだな!」

猪之助がドヤ顔で勝ち誇るように波奈に言う。

「そそそそんなわけ…!」

「波奈って新入生代表挨拶して勉強は出来るんだと思ってたけど、絵は下手なんだね」

「うっ…絵は苦手なの…」

そう言いながら、授業で使った画材を片付け、集め、美術準備室を目指した。

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