満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第17章 おかおをみせて※《宇髄天元》
「…今夜はわたしに、任せてくださいって、言ったのに」
ひどい…と波奈はハアハアと酸素を取りこみながら抗議した。
「…悪い悪い。じゃあ後はよろしく」
「ひゃあっ…」
またぐいんと手首を引っ張られて、宇髄の膝に跨るように座らされた。近づいた宇髄の目の奥はギラッとしていて、波奈の目を離さない。
「自分でいれてみな?」
と意地悪そうに笑う。その意味を理解するのに少し時間がかかり、波奈はカっと身体を熱くさせた。
もともとそうするつもりだった。自分で、なにもかも。
でもそんな改めて見つめられるように言われたら、そうするつもりだった波奈はものすごく恥ずかしくて動揺した。
宇髄は自分のそそり立つ陰茎を、波奈の中心部へ当てがあう。波奈はビクッと身体を揺らせた。
あてがったまま動かない宇髄は、次の行動を待つように波奈を見つめている。波奈は恥ずかしくてすでに泣きそうで、でも早く奥まで宇髄さんのが欲しくてたまらなくて、ぐっと決心した。
そのままゆっくり、身体を沈める。宇髄の肩を持つその手は震えてるし、心臓だってドクドク言っている。緊張しているのは伝わっているはず。
クチュと水音が小さく聞こえ、ぐぐっと宇髄を沈めていく。
「…っはぅ…っうずいさんっ…っ」