満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第17章 おかおをみせて※《宇髄天元》
「で、波奈?最後までしてよ」
ん?というふうに波奈の顔に近づき見つめられる。
それだけでジュンっと下半身が熱くなった。
波奈はおずおずと、宇髄にまた口付けをした。
宇髄はそれを受け入れる。挿入のサイン、合図。
波奈はそっと指を宇髄の耳に触れた。
「ーーんっ、なに?」
耳に触れたことに少し驚く宇髄。
「…宇髄さん、実はここ弱いですよね…」
「あ、こら…っ」
波奈は宇髄が両手を拘束されているのをいいことに、パクんと宇髄の耳を頬張るように、唇で挟んだ。
びくっと宇髄は身体が揺れる。
「…おい。誰から聞いた」
「須磨さんです」
あいつ…というふうに宇髄はギリギリと口を紡ぐ。
「あは、本当なんだ!」
波奈は嬉しそうに、宇髄の耳に舌を這わした。
「…っ…」
「耳、赤いですよ…」
「近くでしゃべんなっ…」
舌を宇髄の耳の中にねじ込み、くるくると刺激するようにすると、宇髄は身体にグッと力を入れた。
血管が額に何本か浮き出ている。顔は赤い。
宇髄さんは耳が良い、よって耳も感じるはずだと須磨さんがそれはたいそうおもしろそうに教えてくれた。
「宇髄さん、かわいい…」
「…」
黙って身体をぴくんと動いている宇髄さん。
「…天元様、だいすきです…
今日は思う存分しましょうね…」
ますます調子に乗って、耳元で囁く。
わたしの最終奥義は効いたようで、宇髄さんは顔を赤らめて黙ってる。だんだんそれが楽しくなってくる。
宇髄さんのナスビはまた質量を増してきて、その存在が大きくなってきている。